患者さんと家族の笑顔が在宅医となるきっかけでした

 

 

 

紹介者の経歴

宮城大雅(医師)/ 琉球大学医学部医学科(2011年卒) / 1984年、沖縄市胡屋生まれ。

大学卒業・沖縄県立南部医療センター・こども医療センターで初期・後期研修終了後、小児科専門医として離島などで勤務していたが、ある小児患者の看取りを行ったことをきっかけに2016年から在宅医療の世界へ飛び込む。現在は、訪問診療で成人のターミナルケアに加え、週一回、重症児・者施設で障害児・者医療にも取り組んでいます。

 

 

-在宅医療を始めたのきっかけを教えてください。

障害児・者の生活を支えるボランティア団体の活動に参加していたことがベースにあり、それをきっかけに小児科医を目指しました。そして小児科医として病院勤務している間、重症児が家に帰る・地域生活をしていく中で、まだまだ連携体制が不十分であることを痛感しました。

そのようなときに在宅医療の存在を知り、在宅医が関わっていく中で、患者さんとその家族がとてもいい顔をしている現場を目のあたりにし、自分もその医療者の一人になりたいと思ったのがきっかけです。

 

 

 

-職場の「良いところ」と「改善したいところ」を教えてください。

 

当法人には様々な職種の方がおり、その職種の中にパラレルキャリアの方、保育士の免許を持つ方、県外から研修に来ている方など背景が異なる方が多く集まっています。その中で、患者さんの事をあーだ、こーだ言える環境にあることは、一個人として幸せなことであると感じています。また、週一日研修日として設けており、他施設でスキルアップできるため、専門性の維持ができ非常に有意義な職場であると感じています。

改善したい点としては、開業して間もない法人でありまだ十分には地域に知られておらず、地域に貢献するための活動をあまり行えていません。コミニティヘルスの部分からも今後、積極的に関われるように法人として活動していくことが可能ではと考えています。

 

 

 

 

 

-今の仕事の魅力を教えてください。

今まで病院で最後を迎えるしか選択肢のなかったターミナルケア患者さんの『家に帰りたい』という希望が叶えられる、障害児・者の生活基盤を支え、そばで喜びを分かち合える、在宅看取りの患者さんのみならずその家族との心の通った関わりなど、在宅医療の良さは数えきれないほどたくさんあります。一人一人にヒューマンドラマがあり、一人の人間として学ぶことの多さにも驚きます。

 患者さんの人生に関わることこそが、在宅医として経験を重ねていく中での大きな魅力だと感じています。

 

 

-あなたの想像する未来を教えてください。

これからの時代、在宅医療はますますニーズが増えてきます。そのニーズ一つ一つに応えていく中で、未来が作られていきます。

 僕が考える未来は、障害児・者も健常者も、子どももお年寄りも、みんなが少しでも笑顔になれるインクルーシブな地域社会です。皆で支えあっていく文化を繋ぎ発展させていくために、その未来に向けて私たちの在宅医療が少しでもお手伝いできたらいいなと、常日頃考えています。

 

 

 

 

 

 

-これから応募する方へひと言お願いします

在宅医療には、決まったやり方はありません。一人一人に寄り添い、自分が立てた仮説を試行錯誤し、その中で生活基盤を作り上げていきます。決められたレールがない分、困難さを感じることがあるかもしれません。だからこそ、私達は家族を含めたチームを作る必要があると考えています。

患者・家族に寄り添い、ともに共感し成長し学ぶ、その気持ちを大事にしてくだされば、きっと素晴らしい在宅医療が提供できると思います。もし在宅医療に興味が持ったなら、まずは見学に遊びに来てください。みなさんの訪問をお待ちしています!

 

 

 

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