介護支援専門員専門研修「入退院時等における医療との連携」

 

 

研修講師として講演

先日行われた介護支援専門員専門研修「入退院時等における医療との連携」について、当法人理事長の屋宜亮兵先生が研修講師として講演を行いました。

 

 

介護支援専門員専門研修とは

要支援・要介護利用者のケアマネジメントにおいて、その中核的な役割を担う介護支援専門員(ケアマネージャー)は、介護保険制度の基本理念である利用者本位、自立支援、公正中立等の理念を徹底し、専門職としての専門性の向上を図る必要がある。当該研修を通じて、利用者の自立支援に資する適切なケアマネジメントの実現に資することを目的としている。

 

 

研修に多くの事業所からケアマネージャーが参加される中で、「入退院時連携」について在宅医の立場から「利用者の意思を尊重する」ことの重要性に焦点を当て講義いたしました。

 

 

 

講演者としての想い

ケアマネージャーが行うケアマネジメント業務は、介護・福祉サービスにおける中枢でありながら、医療との複雑な絡みにおいても理解する必要があります。しかし、ケアマネージャーの多くは介護経験者であり、なかなか医療の現場に触れる経験を出来ずにいる現状があります。

こうした背景は日本全体の課題として認識されており、政府としてもケアマネージャーと医療の繋がりを強固にしようと、報酬改定により連携の後押しを行っていますが、まだまだその連携拡充には課題があります。

 

※厚生労働省 社保審-介護給付費分科会 第142回(H29.7.5) 参考資料3より

 

 

こうした現状を踏まえて、医療と介護の両面で日々支援を行っている私たちが、少しでもその考え方や重要性を伝える事ができればと思っております。
私たちは、利用者の切れ目のない医療・介護連携を行うためには、医療事業所と介護事業所の壁の隔たりを無くさなければならないと考えています。こうした研修を通して、医療・介護の連携のきっかけになれれば幸いです。

 

 

 

研修を終えた皆様へ

沖縄県は在宅医療・介護に課題が山積みです。今回の研修に参加されたケアマネージャーの皆様、ぜひ今後とも当法人と共に在宅支援を行って頂ければ幸いです

また、次回の同研修には「ゆずりは訪問診療所」副院長の新里盛朗先生が講演予定です。ぜひお楽しみにされてください。

 

 

 

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