医師として在宅診療の現場を知ることが重要だと気づきました

 

紹介者の経歴

名前:永山聖光(ながやまきよみつ)

生まれ:昭和57年⽣まれ

性別:男性

出身:沖縄県浦添市

最終学歴:平成19年3月卒、琉球大学医学部医学科

 

 

 

 

-これまでのキャリアについて教えてください。

私は、大学卒業後に初期研修の2年間を浦添総合病院で過ごして、3年目前半は同病院の救急部、後半から豊見城中央病院の腎臓膠原病内科でキャリアを積みました。その後、神奈川県の聖マリアンナ病院へ、8ヶ月腎臓メインで診療に従事し、専門にしている透析部門の腹膜透析について研鑽を積みました。

そして現在は沖縄県豊見城市にある友愛医療センターにて勤務しながら、今年2021年4月からは当法人でも在宅診療の医師として従事させてもらっています。

 

 

 

 

-在宅診療を始めたのきっかけは?

 

私の専門でもある腹膜透析は、訪問看護のサポートのもと自宅で行える透析療法で、ご自身やご家族でも行えるため、在宅診療と親和性が高い療法だと考えています。

透析療法には、一般的に知られている血液透析と腹膜透析の2つがあります。 前者は週3回通院し、ベッドに横になって1回4時間程度の療法を行ます。 後者は月1回の通院はありますが、日常生活を行いながら自宅で行える為、在宅診療と親和性の高い療法です。

実は国としても、腹膜透析を増やそうという流れがあります(腎移植も同時に増やそうとしています)。
理由としては、血液透析は通院回数や時間的な拘束が長く、仕事や私生活への負担が大きいことや、透析患者の高齢化が進む中でADLの低下とともに通院そのものが難しくなってくるという問題が出てくるためです。腹膜透析も介護負担が増加するなど課題はありますが、これまで病院で治療するしか選択肢のなかった状態から、在宅でも治療ができるというのは患者、家族が選べる選択肢が増えて良いのではないかと思います。

現在沖縄県内では透析患者が4,000名ほどおり、その多くが血液透析を行っています。一方で腹膜透析は約100名ほどしか行っていない状況です。そのため沖縄県内の在宅診療現場から腹膜透析を広めることができればと思い当法人で従事することを選択させてもらいました。

 

 

 

 

-当法人への入職の決め手になったことを教えてください。

入職の決め手になったことは、

⼀つ目には、勉強会で屋宜先生と知り合ったこと。

⼆つ目には、ゆずりは訪問診療所に友愛医療センターの患者さんの在宅診療の受け入れを お願いすることがあったこと。

三つ目には、屋宜先生と私が年齢が近くて話しやすかったことや、近場の先生が屋宜先生と知り合いだったこと

そのような関りから私自身が在宅医療に携わりたいという気持ちになり、在宅医療の現場で働きたいとお願いしました。

在宅医療の現場に私自身も関わることで、在宅医療ではどのフェーズで問題が起きるのか、その対処法等について、現場レベルでの経験を積むことで、病院医師として在宅医療との連携がスムーズにできる環境が作れるのではと考えたからです。

 

 

 

 

-現在の業務内容について教えてください。

(2021年6月上旬のインタビュー時点)まだ従事して2ヶ月程度なので、患者さんも 5~6名ほどしかしか診察していない段階という前置きがあることをご了承ください。

今現在は一般的な訪問診療の範囲の業務に携わせてもらってます。
具体的には、

  • 在宅、高齢施設での診察
  • 胃ろう交換、気管カニューレ交換などの医療処置

などです。

現段階では訪問診療の現場に慣れるという段階にあると思います。
将来的に私が在宅医療の現場に慣れたころには、専門である腹膜透析の患者の方をみれる体制を整えることが出来たらなと考えています。

 

 

 

 

-当法人での仕事で、やり甲斐を感じるのはどんな時ですか?

やり甲斐に繋がるかどうかわかりませんが、ゆずりは訪問診療所に従事するようになって、在宅医療に対するイメージが変わりました。

その理由は屋宜先生を中心にゆずりは訪問診療所が積極的に病院機能を在宅で担い、拡大させることに挑戦している仕事っぷりをみていると、医療者として非常に興味が出てきています。

ゆずりは訪問診療所での試みが広がれば、病院と在宅診療所の連携が広がって、医療全体にとって大きなプラスになると思います。

 

 

 

 

-職場の「良いところ」を教えてください。

(まだこちらに従事して 2ヶ月程度の段階という前置きがありますが)

  • 在宅医療で出来ることの可能性を追求するところ
  • やりたいことが挑戦できる素地があるところ
  • 職場全体に「利用者の方にとって良いことは何か」という姿勢を感じるところ
  • スタッフの皆さん話しやすいところ(気をつかってるかも(笑))
  • (私にとっては)年齢が近いのでやりやすいところ

以上です。

 

 

 

 

-職場の「改善したいところ」を教えてください。

先ほどから言っているように、まだこちらに従事して2ヶ月程度の段階なので、「改善したいところ」を語れることはありません。

しかし、私自身の今年⼀年の目標として、私が主として従事している友愛医療センターでの仕事と、ゆずりは訪問診療所での在宅医療の仕事をいかに両立できるかというバランスを取ることです。

 

 

 

 

-これから応募する方へひと言お願いします。

「これから応募する方へひと言」ということですが、私自身がまだ在宅医療の経験値が浅いので、もし応募を考えている方がこの記事を見てくれているとするならば、「考えているなら飛び込んでみたら」と伝えたいです。
当法人は挑戦することへの土壌は作ってくれていると思いますので、そのような意識の人には良い環境かなと思います。

もちろん挑戦するすべてが出来るわけではないと思いますが、挑戦するタイミングは興味を抱いている「今」だと思いますので、その「今」を大切にしたほうが良いのかなと思います。
といいつつ、私自身にも当てはまる心境を言葉にしてみました。

 

 

 

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